釣りもの：アマゴ 場所：大鍋川（静岡県河津町） 時間：14:30〜17:30
仕掛け：ミミズエサミャク釣り 天気：晴れのちくもり
釣果：0尾神奈川で渓流が解禁して、すでに10日が経過しておりますが、やっと、私の渓流初釣行です。
が、どの川に行こうか、全然決まっていないのでした。
金曜日に、厚木の釣具屋さんに寄って、エサを買うついでに、どの辺が良さそうか、相談です。ちょうど、渓流案内の本があったので、ペラペラめくりながら、河津川はどうだろう？と言ってみたら、店のおじさんが、河津の知り合いの釣具屋さんに電話で聞いてくれました。
すると、あまり釣れていない、とのこと。しかも、本流で釣れるのは、ほとんどが成魚放流モノだそうです。そのせいか、釣り人は少ないらしい。また考え込んでしまいました。
神奈川県の川では、魚に会いに行っているのか、人に会いに行っているのか、分からなくなるほどの混雑ぶりです。初釣行は、静かに釣りたい。
河津は人が少ないけれど、魚は釣りにくい。
狩野川は、次の週に行く予定なので、別の川がいい。
遠出は気がすすまない。しこたま悩んだ揚げ句、河津川に決定しました。やっぱり、人が少ないほうが好いのです。
日曜日、ちょっと遅いのですが、5時に目覚ましセット。さあて、行くとするか！と、9時起床。タイムラグは、無視。
のんびり朝飯。10時半出発。1時に釣り場に着けばいいや、と弱気な考えなのです。
ところが、東名高速は、事故渋滞。沼津を下りてからは、ずーっと渋滞。なんでこの時期に・・・結局、川に着いたら、2時を過ぎていました。河津の釣具屋さんで、情報収集。大鍋川の出合いの橋に成魚放流をしたそうなのですが、放流モノは上に上らないので、そこから上に行けば、天然モノの可能性もあるそうです。
早速、大鍋川出合いに向かいます。
出合いの橋に行くと、合流点の下の堰堤上に、フライマン。近くに行って話を聞くと、「小さいけど、結構釣れる」そうである。フライマンは、本流を上に行くそうなので、私は堰堤の下からやらせてもらうことにした。
着替えて、堰堤の下へ。川幅は広く、水深もあって、なかなかの渓相。しかし、両岸から木が覆いかぶさって、竿が振りにくい。しかも、下流からの風。アタリすら分からなかった。
そのうち、堰堤上で、後から入ってきたフライマンたちが釣り始める。そろそろ上に行きたかったのだが、仕方がない。フライマンたちは本流の方を上っていったので、ザ・渓流という雰囲気の大鍋川へ入ることにした。
さきほどから、くもりっていて、気温も下がってきた。寒い中、ミミズを触った手を渓の水ですすぐ。と、ここで気づいた。いつも持っているはずのタオルがない。しまった！手がかじかんで、エサ付けが難しい。
さて、出合いからしばらく上ると、今年初の、川でのアタリ！ブルブル！っとあまり嬉しくはないアタリなのだが、なんせ初めてなので、嬉しくないこともない？
アワセと同時に飛び出してきたのは、10cmに満たないアブラッパヤ。全くのボウズはなくなったので、よしとしよう。
それから少し行った石裏のたるみで、またもやアブラハヤ。さらに、その上のヘチの巻き込みでは、投入と同時に食う。入れ食い状態。
どうも、流れの緩いところは、アマゴよりも、アブラハヤの方が、先にエサに飛びついてくるらしい。そういえば、気温が低いせいもあるが、水に手をつけると、この時期にしてはぬるかった。もう、アマゴは瀬に出ているかも知れない。
その読みは、全くの間違いでもなかった。
ザラ瀬を流すと、目印が止まる。クッと合わせると、ぐぐぐっと引く。その引きを楽しんでから、竿を立てると、13cmながら、きれいなアマゴが水を割った。
朱色のヒレピン、きれいなパーマーク。なぜか、アマゴのトレードマークの朱点はなかったが、アマゴっぽい。しかし、アマゴのアタリはこれのみ。良さそうな場所に入れると、アブラハヤが飛びつく。
気温もぐんと下がり、日も落ちてきたので、終了とした。
キープサイズは出ませんでしたが、初釣行で本命の顔が見られて、満足です。
河津川は、今まで本流しか入ったことがありませんでしたが、大鍋川もなかなかの渓流でした。
本流の幅の広い場所で、木が生い茂っていると、邪魔に感じますが、小さい川では、木が覆いかぶさっていても、あまり気になりません。なぜでしょう？さて、釣りの後、やはり大渋滞。箱根まわりは、大混雑が予想されたので、東名で厚木まで、と思ったら、20Kmの渋滞の表示。途中の道も大渋滞。国道246号で帰りましたが、途中で大雪が降り始め、ゆっくり運転でした。家に着いたら、夜10時半。
実釣3時間、移動9時間の、変な釣行です。