河川：狩野川 場所：嵯峨沢（静岡県天城湯ヶ島町） 時間：13:30〜18:30
天気：曇り 水量：平水 水温：18℃ 水質：澄み
人出：少ない 釣果：3尾（15〜18cm）昨日、寝坊して、狩野川へ行けなかったので、改めて今日狩野川へ。毎度毎度の遅い到着。
先週頼んでおいた年券を受け取り、ぐるっと見て回る。雲金のつり橋の下流は、ずっと混雑が続いている。やっと狩野川が復活してきたのか？と思ったが、今日はシマノのジャパンカップをやっているらしい。詳しい区間は分からないが、宮田橋やつり橋にのぼりが立っていた。日曜日に、人気ポイントがつぶされたため、他の場所へ流れてきたのだろう。
しかし、調子が上向きであることは間違いないらしい。昼過ぎに、狩野川大橋の上をのぞいてみると、5分程の間に、パタパタと掛かっていた。ただ、掛かっているのはトロだけ。この時間は、瀬ではあまり追わないようだ（朝瀬・昼トロ・夕のぼりのセオリーが復活してきたのかな？）。
つり橋の上流の方は、釣り人が少なめ。川の様子を見てみると、黒い石が少ないようにも見える。昨年の方が見た目は良いような気がする。
嵯峨沢まで見て回ったが、市山変電所の下の瀬の瀬肩が黒く磨かれていたので、ここに決定。オトリを川に浸けに降りて行くと、竿をたたんであがって来たおじさんに出会った。話を聞いてみると、午前中は全くダメだったらしい。小さいのが1尾だけ。昨日、ここでJPAのトーナメントが行われていたらしい。トップは16尾とか。
プロが釣りまくった次の日では、ダメかな、と思ったが、石の黒さは、前の日のものではないような感じ。他に良い場所もなく、取りあえず竿を出してみることにした。昼飯を食べながら川を見ていると、アユらしき魚が、小砂利の川底をなめている。群れるほどの数はいないが、型は悪すぎはしない。
昼食後、半信半疑で小砂利を攻めたが、反応無し。
そのうち、地元の子供達が、川遊びにやってきた。ここは広いトロ場なので、恰好の遊び場らしい。川の中に入って泳いでいる。ハリが刺さったら大変なので、小砂利を攻めるのをやめて、本命の瀬肩を狙うことにした。
これが大正解。昨年のジムニーカップ決勝ではないが、上で水ガキが遊んでくれたおかげで、アユが瀬肩に集まったのだろうか。
瀬肩の囲み石の胸くらいの水深のポイント。すぐに入れ掛かり。3連発。2尾目は掛かってすぐバレてしまったが、興奮！アタリも大きく、引きもまあまあ。今年初めてのアユ釣り！という感じで気持ちいい。そういえば、逆バリが外れるアタリも、これが今年初。
これは、続くかな、と思ったが、子供が帰ると、アタリも遠のいてしまった。
一段下の段に入れて泳がせていると、根掛かり。竿操作で外れなかったので、回収に行くと、腹まで水に浸かってしまった。底が見えていたから、もう少し浅いと思っていたのだが。狩野川もここまでくると、意外と水がきれいなのだ。根がかりの原因は、石に引っ掛かっているロープ。他の人のオトリが、腐りかけてグルグルと回っていた。いろいろ外そうともがいているうちに、道糸が切れた。オトリは回収できたが、また掛かる可能性が高いので、下に移動。
下の瀬の中に入って行ったが、ここではアタリなし。やはり緩めの流れの方が掛かりやすいのだろうか。
瀬の中で1時間ほど釣っていたので、さっきの瀬肩がまた復活するか、と思い、戻ってオトリを入れてみる。5分経過。グリグリ！また同じ場所で出た！風が強いが、慎重に引き抜いて、掛かりアユをタモの中へ・・・掛かりアユを・・・掛かり・・・？1尾？糸は？う〜ん。受けそこないで、オトリがどこかへ飛んで行ってしまった。ハナカンをつけたまま。
またもやハナカンの少し上から切れている。結びをちゃんとしなければ。せっかく掛けたのに、プラマイゼロ。
ハナカンと逆バリを付け替えて、ふと後ろに目をやると、石の横で休むアユを発見！我がオトリだ。一度オトリになった野アユはおとなしい。そーっと近付いて、エイッ！とつかむ寸前にバランスを崩し、砂が舞う。アユには触れたのだが・・・。おしかった。気を取り直して、上のトロへ送り込んでみる。砂地の中に大石が数個。多くのアユがアカを食んでいる。止めたり泳がせたり。粘り粘って、やっと掛かった。ビュンと目印が引き込まれ、掛かりアユはオトリを引き回す。これこれ！これがアユ釣り！トロ場に腰まで立ちこんでいたので、抜かずに寄せ取り。18cmのアユだが、今年はまだチビしか釣っていないので、ドデカく見える。
その後、また下の瀬に行ったり、瀬肩に戻ったりしたが、打ち止め。
今日は、トラブルもあり、数こそ出ませんでしたが、アタリと引きを堪能しました。アユ釣りって、数だけではないんだ、ということを、再認識しました。