河川：川辺川 場所：平川橋（熊本県相良村） 時間：11:30〜14:30
天気：晴れ 水量：やや増水 水温：20℃ 水質：澄み
人出：少ない 釣果：2尾（20〜23cm）熊本での初釣行は、ダム建設で揺れる、球磨川支流の川辺川です。
民宿のおじさんが、漁師の方に頼んで、前日に、網でオトリを取っておいてくれました。感謝！こちらでは、一発目から瀬に入れていくことが多いので、オトリは３〜４尾持って行くのが普通だそうです。
話はそれますが、民宿のおじさんの話では、養殖でも天然でも、使う前に、ハリを一度魚体に刺しておくと、長持ちするそうです。
さて、オトリをもらって、どこに入ろうかと、川を見てまわると、平川橋の上下が真っ黒になっている。
さっそく、橋の下のトロにオトリを入れてみる。オトリは、すいすいと元気よく泳いで行くが、追われたり、群れに交じったりという様子はない。
下の瀬肩で釣っているおじさんは、ポツポツながら、順調に数を伸ばしているようだ。
それではと、川を渡って、おじさんの対面に入ってみた。
石の裏などを攻めても、反応がないので、波立ちの中に入れてみた。すると、グリッという小さいアタリと共に、下へ下って行く。九州初のアユ！
１尾目なので、慎重にためて、すくい込み。と思ったが、掛かりアユが元気で、すくわせてくれない。最後は、タイツに引っかかってしまった。恥ずかしい思いをしながらも、なんとか、ゲット！２３cmくらいだったが、幅広で、元気なアユ。
ふと気がつくと、おじさんがいなくなっていたので、また元に戻って、おじさんがいたポイントに入ってみる。
瀬の中の緩めの流れに入れているのかと思っていたが、けっこう速い流れ。釣りきられたのか、オトリを入れても反応なし。
少しずつ下って行くと、小さいアタリ。20cm。ここで、昼休み。宿で作ってくれた、ボリューム満点の弁当を食べる（特大おにぎり４つ）。腹がふくれたので、30分ほど仮眠。
休憩後、再び瀬の中へ。流心に入れると、やはり小さいアタリの後、引き出す。今度は、ハナカン上の糸をつまんで、タモに落とし込む。23cm。
また同じ所を狙うと、ブルブル！ときて、すごい引き！この感覚は・・・やはり、エビ。足場が悪く、もたもたしているうちに、あぁ、高切れ。
これで、この瀬に見切りをつけて、橋の上の荒瀬へ。しかし、ここは流れが荒すぎ。引き回しすぎのオトリでは、オモリを使っても、背バリをつけても、入って行かなかった。ここで、今日は終了。結局、ポイントを定められないままだった。
川辺川の水は、奇麗です。アユも奇麗です。市場で取り引きされるアユの値段は、球磨川のアユよりも、200円以上高いそうです。
前日、宿で獲りたてのアユの塩焼きを頂きましたが、すごく甘くて、本当に「塩」焼きかと思うほどでした。アユのあらいも、全く臭みがなく、旨かったです。
こんな素晴らしい川に、ダムを作るなんて・・・