河川：福士川 場所：？大尻バス停付近（山梨県富沢町） 時間：7:40〜17:00
天気：曇りときどき小雨 水量：減水 水温：21℃ 水質：澄み
人出：わずか 釣果：5尾（19〜22cm）今回も、鮎狂さんと一緒です。富士川の支流福士川へ行ってきました。この川へは、溪流釣りで一度来たことがあるのですが、アユ釣りでは初めて。
オトリ屋さんで、状況を聞いたところ、全然釣れないそうです。なんでも、富士川との合流の角度が変わったらしくて、それが原因で、こっちにさしてきづらくなったのでは、ということでした。富士川も調子が悪くて、3尾とれれば良いほうらしいです。ただ、魚は良型で、平均25〜26cmだそうです。福士川は、もっと釣れないとか。
しかし、せっかくここまで来たのだから、と、竿を出すことにしました。
大尻バス停付近の橋（名称未確認。すみません！）の下400mくらいのチャラ瀬から始める。アユは少ないという話だったが、所々にハミアトがあり、黒くみがかれた石もある。キラキラとヒラをうつ魚も見える。
アユに気づかれないように、そっと釣り場に近づき、しゃがんだまま、そっと上に泳がせるが、掛かる気配はない。
そのうち、しゃがむのに疲れてきたので、立って、オトリが上に上っていくのに付いていくことにした。オトリは元気で、どんどん上へ行く。竿を上流に倒して、オトリが浮かない限界の糸の角度のまま、付いていく。すると、大きめの石の下のたるみで、ガガッというアタリ！いったん上にいってから、下ってくる。1尾目なので、慎重に、寄せて、タモですくう。オトリと同じサイズ。20cm強。
その後、しばらくアタリがなかったが、さっき掛かった石の上の、囲み石になっている中ほどで、横走りのアタリ！思ったよりも、アユの元気がいい。
またパタッとアタリが遠のいて、次が来たのが、11時過ぎくらい。流れの脇のヨレにオトリを入れて泳がせていると、急にオトリの動きが速くなった。と思ったら、これがアタリだった。水中で2尾のアユがもつれあっている。掛かりアユを見てみると、左のえらぶたが短くて、赤いえらが見えている。奇形だ。それでも、元気だったので、ハナカンを通して送り出す。すると、すぐに次が来た。これは、入れ掛かりタイムか？手返しを早くしようと思って、すぐに抜きの体勢。で、抜き上げた・・・瞬間、バレた・・・私のパターンでは、こういうときは、後が続かない。案の定、その後は音さたなしで、昼食タイム。鮎狂さんは、午前中1尾とのこと。魚はいないことはないのに。
カップラーメンとおにぎりを食べて、午後の部へ。午後は、駐車スペースの目の前から。ここは、鮎狂さんも竿を出していないし、後から来た人たちも、オトリを入れていないらしい。
大岩がゴロゴロしていて、いかにも、という場所に見えたのだが、果たして・・・
鮎狂さんが見ている前で、オトリを入れて、すぐ。ザラ瀬を上っていって、黒い石が3つ並んでいる場所を通過して、岩の後ろにオトリが入ったとき、ガツン！ときて、横走り。縦走り。なかなか寄ってこない。大物かも？と思い、引き寄せて、タモにつるし込み。まあまあの型。
鮎狂さんによると、前アタリがあったみたい。釣っている本人は、全く気づかなかった。今回は掛かったから良いが、もっと気を配って釣れば、もう少し釣果も伸びるかも、と少し反省。
オトリを交換して、流れへ出す。操作はほとんどせず、オトリにお任せの、泳がれ釣法。鮎狂さんと話をしていると、大岩と大岩の間を抜けて、向こう岸へ。そして、大岩の影で目印が見えない場所に行った途端、ガツガツ！という明確なアタリと同時に、目印は上へ走る。なんとか寄せてきて、抜き。パチパチ。誰も攻めていないサラ場だったのだろう。しかし、その後はさっぱり。この場所も、その下のトロも、朝アユを掛けたチャラも、その下の淵も・・・
結局、今日の釣果は5尾。1尾は奇形のため、放流で、4つお持ち帰り。
あまり釣れませんでしたが、福士川のアユは、腹びれの前の部分が黄色みがかった白に染まっているという、独特の風体でした。香りも良く、アユを握った手も、甘い香りを発していました。