鮎三郎ヘボ日記

 

1999年9月25日(土) アユはいますが

河川:狩野川  場所:宮が瀬・雲金のつり橋(静岡県天城湯ヶ島町)  時間:10:30〜16:00
天気:晴れ  水量:平水  水温:20℃  水質:澄み
人出:少ない  釣果:2尾(16、18cm)

 さて、終盤戦。川に立つ釣り人の数も少なくなってきました。台風の影響もあって、釣行できる川も少なくなってきました。
 そんな中でも、やっぱり狩野川は、終盤に強い。というか、今のところ見込みがありそうなのがここ、ということで、鮎狂さんと、狩野川へ向かいました。
 濁りやアカの状態が心配だったので、オトリ屋さんで情報をもらってから出発。10時半の開始となりました。
 今回は、いつもと違うところでやろうと、午前中は宮が瀬で竿を出すことにしました。

 

 宮が瀬は初めて来たが、なかなかいい場所だ。正面に平瀬が広がり、上下には瀬。さらにその上下には淵がある。一ヶ所でいろいろな釣りができそう。
 先客が4人。平瀬はいっぱいだったので、まずは、下の瀬から始めることに。
 しかし、瀬には、あまりアカが付いていないようだ。瀬の流心、石裏のたるみを狙っていったが、ピクリともしなかった。
 今度は、上の瀬に移動。こちらの方が、流れがきつい。
 瀬肩から入れてみるが、反応なし。少しずつ下っていって、対岸の大岩の裏、岩で分れた流れが合わさるあたりで、ガツッというアタリ!下竿になっていたので、下って取り込もうと思ったが、その時には、すでに、竿が軽くなっていた。糸がフワフワと漂う。ハナカンの上から切られている。あ〜あ、大物だったのかなあ。ハナカンを付け直して、再挑戦してみたが、今度はダメだった。
 ここで昼になり、午前の部終了。

 午後は、雲金のつり橋へ移動。
 まず、橋の真下へ入川。いつも、左岸の川の下り口付近は、底が真っ黒になっているのだが、人通りが激しいので、狙う釣り人はほとんどいない。今日は、全体的に釣り人も少ないので、竿を出してみることにした。
 そーっと近づいて、仕掛けをセット。午前中の仕掛けは、ハナカン周りが不安なので、張り替えることにした。しかし、取り出した仕掛けは、6mの竿用の短い仕掛け。天上糸を付け替えようと、午前中の仕掛けを出して、穂先につなぐ。それで、水中糸を接続しようと、短い仕掛けを手に取ると、ああぁーっ!しまった。糸を出しっぱなしにしていたので、2本の糸がからんでる。一気に2本の仕掛けがダメになってしまった〜。最後に残ったのは、新素材0.07号。この時期もつかどうか不安だが、仕方がない。
 気を取り直して、ヘチを泳がせる。オトリは、鮎狂さんが午前中に釣った野アユを使わせてもらっている。すると、5分程で、キラッ!目印はあまり動かないが、掛かった。しかし、台風に吹き込む強い後ろからの風のため、なかなかあがらない。竿が折れそうだったので、無理せず、すくい込み。ちいさい!16cmのチビ。
 ヘチには小さいのしかいないかも知れない、と考えて、振り向いて、チャラの石裏を狙う。おちびちゃんがよく泳いでくれて、まもなく2尾目。オトリを替えて泳がせると、すぐにアタリ!引き抜きの体勢になって、ふわっとアユを空中に抜き上げた・・・ところで、ポチャン!掛かりが浅かったようで、バレてしまった。
 バレたアユが、周りのアユに警告を発したのか、その後、しばらくアタリが遠のく。掛かる場所を探して、転々。1時間ほど、アタリがない後、1尾追加。
 ハリも残り少なくなってきたところで、今回の秘密兵器?をおもむろに取り出してみる。その秘密兵器とは・・・掛けバリのことだが、普通の掛けバリとちょっと違う。どこが違うかは、今後、効果を確認できてから、ご報告したい。ご期待あれ(するか?)。
 まあ、ともかく、その秘密兵器をセットして、オトリを送り出す。と、間髪入れず、ガツッ!キラッ!やった!!しかし、竿を立ててみると、オトリしかいない。・・・ハリスが切れてる。そんなに強いアタリではなかったが。やはり、まだまだ改良の余地があるようだ。ハリのせいで掛かったのか、場所のせいか、オトリのおかげかは、わからない。でも、掛かることが分かっただけでも、収穫あり。秘密兵器は、1セットしか作ってなかったので、テストはこれで終わってしまった。
 そしてまたもや、しばらくアタリがなくなり、午後4時の終了間際、チャラの石裏で、お待ちかねのアタリ!が・・・またまた親子でドンブリ!ショック!そしてまたハナカンの上。今日は何をやっとるのかいな〜。
 不撓不屈の精神で、ハナカンを付け替え、竿を出すが、時間がむなしく過ぎ去り、お帰りの時間だ。くそ〜〜〜。

 

 台風の影響で、強風の一日でした。とにかく、瀬でもチャラでも、オトリがイヤイヤしているのか、掛かっているのか、はたまた風で竿が持っていかれているだけなのか、全然分かりません。ときどき竿があおられて、オトリが水面から飛び出してくるような始末です。こういうときの釣り方も勉強しなければ。

 それにしても、狩野川は、まだまだ元気なアユがたくさんいます。オスもサビは出ていません。いてもなかなか追ってくれませんが・・・。掛かれば、小さいながらも引きを楽しめます。

このコーナーのトップへ    このページのトップへ    ホームへ戻る