河川：那珂川 場所：黒磯新晩翠橋ずっと下（栃木県黒磯市） 時間：10:30〜12:00
天気：晴れ 水量：減水 水温：19℃ 水質：わずかに濁り
人出：少ない 釣果：2尾（15〜17ｃｍ）今日も、オサムさんの電話で起きました。
「まだ寝てたあ？」当然。昨日は、生ビール1杯しか飲んでないのだが、ちょっと遅くまで起きていたので、まだ寝ていたのです。電話は、6時くらいだったでしょうか。
「今日も、昨日の新晩翠橋の下でやってます」「じゃあ、僕もあとで行きます」
そんな内容だと思うのですが、寝ぼけていてよくわかりません。そういえば、昨日合流したnanjarokaさんが、26匹釣ったとか、なんとか。それでガバッと、起きられればいいのですが、電話を切ってから、また一眠り。これが気持ちいい。アユの話を聞いたもので、夢の中では、入れ掛かりとなっておりました。結局、起きたのは8時。ゆったりと朝食を摂って、新聞を見て、だらーっと過ごしているうちに、9時。もうそろそろ出なくちゃ。と思って、支度が終わったのが9時半。なんとものんびりな出発となってしまいました。
今日神奈川に帰るので、もっと早くでないと釣る時間がありません。間際になって慌てましたが、遅かりし由良之助。
どうせ遅れるなら、黒羽の状況を見ながら、黒磯に向かいます。一昨日とは違って、今日は人がいっぱい。水が澄んでまもなく。いいころ合いなのでしょうか。そんなふうにふらふらしていたので、新晩翠橋下に着いたのが、10時過ぎ。みんなは釣れてるのかな？と、川に出てみますが、知ってる顔がありません。あれ？と思って、オサムさんに電話をしてみると、違う場所にいる、とのこと。やっぱり遅かった。
場所を聞いて、そちらに向かいます。あ、みんなの車があった。ようやく、合流できました。
車をとめて、準備をしていると、丁度オサムさんが上がってきました。
挨拶もそこそこに、「はい」と渡されたのが、麦ジュース。完璧な下準備です。
川に下りてみると、東北宮城のKIKUさんがいます。もう8尾も釣っているそうです。やっぱり、小国で優勝するような実力者、違います。さあ、川を見れば、昔日の晩翠橋下のような、惚れ惚れする瀬。KIKUさんによると、瀬はダメだ、ということですが、私としては、見逃すことはできません。竿を伸ばして、オトリを送り込みます。
下で釣っていたnanjarokaさんが、状況を見に来た。鬼怒川に良く行くということで、今から狙うような段々の平瀬は釣れる気がしないという。私はこんな場所でばかり釣っているので、いかにも釣れそうと感じる。人によって、ポイントの見方が違うのだ、と再認識する。
najnarokaさんが見ている前で、オトリを送り出す。人に見られて釣りをする、というのは、大会に出るよりも緊張する。
下手な釣りはできないので、丁寧に泳がせる。
すると、まもなく、ギューン！掛かった！なかなかええんでない？
さらに、もう一尾。
瀬の中で石で囲まれているタナで掛かっている。釣れないから人がいない。というKIKUさんの言葉が参考になった。釣れないところが釣れる。逆の時代という村田満さんの言葉の通りである。しかし、ここで異常事態発生！後ろで見ていたnanjarokaさんが、釣る気になった。準備をして、下の瀬に入る。
私はといえば、それからなんにも音さたナシ。見られていたという良い緊張から、慎重に操作して掛かっていたのだが、それから少し操作が雑になったか。いや、この炎天下、釣る前から注入したアルコールがまわってきたのか。全くアタリも感じられなくなった。そのまま、時間は過ぎ、あの石の手前、奥、頭、裏、と攻めてみたが、反応なしで、やる気なし。
そのうち、オサムさんが、あがるとのこと。それに合わせて、ホーム河川の鬼怒川のような流れで釣りたいnanjarokaさんと、釣れ具合が気に入らないKIKUさんと、秘密兵器（？）を使いたい私の思惑が一致して、移動しよう、ということになった。
このコーナーのトップへ このページのトップへ ホームへ戻る
河川：那珂川 場所：高岩上（栃木県黒羽町） 時間：14:00〜15:00
天気：晴れ 水量：減水 水温：20℃ 水質：ささ濁り
人出：多い 釣果：1尾（14ｃｍ）那珂川に沿って国道 294 号を南下し、黒磯から黒羽に入って、黒羽警察署の前、白岩に到着しました。
前を、四駆の車が行きますが、河原に下りる砂利の坂で、モタモタしてます。
「これくらいの坂、四駆なのにどうしたのかな？」我らも、それに続いてゆっくり下ります。河原に入る前から見えていたのですが、すごい人。とても3人が入る隙はありません。他の場所を探さなければいけませんが、とりあえず、ここで昼飯をとることにしました。
今下ってきた坂道からは、ジャリジャリジャリジャリ！と、凄まじい音が聞こえてきます。デコボコがひどかったから、上りづらいのかな？と、あまり気にもとめませんでした。
nanjarokaさんとKIKUさんは、上れるかどうか心配していたようですが、デコボコなら、支流の箒川の方がうわ手です。それを何度もクリアしていた私としては、気にするほどでもなかったのです。さて、川を見ながら食べていますが、たま〜にポツリポツリと掛かるだけで、見ていてヒマになってきます。
近くを通ったおじさんに、「どうですか？」と尋ねてみると、「下の小舟渡でやってきたけど、全然ダメだった」という返事。まだ、黒羽あたりは良くないのでしょうか。
食事も早々に、移動することにしました。「高岩のあたりは、それほど人がいなかったね」というnanjarokaさんの言葉で、高岩の上に行くことにしました。ところで、あの坂道ですが、さっきから、何台もグイーン、ジャリジャリ！をやってます。私もいささか不安になってきました。nanjarokaさんとKIKUさんは、四駆の車なので、先に行って様子を見てみる、ということでした。
勢いをつけて上りますが、二台とも苦労した様子。もしや？
私の番です。勢いよく上り始めます。デコボコに差し掛かりました。底をするかどうかギリギリのところです。若干ハンドルを切ると、ズザザザザ！ハンドルがとられ、タイヤが空転。スタック！
バックして、もう一度挑戦。が、また同じです。デコボコだけかと思ったら、地盤も弱かったようです。
さらに、もう一度。ドドドー！ジャラジャラ！辺りから、ゴムの焼ける臭いが・・・ひえ〜！
何年ぶりかの、本格的なスタックです。どっと汗が出ます。
後ろを見ると、ジムニーがこちらに上ってくる気配。ひとまず下まで下りて、先に行ってもらいます。軽の四駆は、こういうときに強い。一気に駆け上っていきました。
私も、アクセル全開で、と思っていたら、一尾始終を見ていたおじさんが寄って来て、「そんなので入ってきたらダメだ！俺らまで出られなくなるだろう！」それはその通りですが、昨年来たときはなんともなかったのに・・・
あまり掛け合うのもなんなので、アクセルを目一杯踏んで、再突入！はまりそうになったところで、nanjarokaさんとKIKUさんが、後ろから押してくれました。ジャジャジャジャーン！おかげで、なんとか脱出成功！苦労しました。もう、来ない！そんなことで時間をつぶし、高岩に到着したのが 2時。遠路はるばるやってきているお二人に、申し訳ない。
さっそく、仕掛けの準備。昨日おじさんから譲り受けた、那珂川の竹竿。三間五尺。細身でも、しゃんとしてます。これに、作っておいた0.6号ナイロンの仕掛けをつけましょう・・・と仕掛けをポケットから出すと、突然の強風。仕掛け巻きではなくて、紙に巻いてきたのが悪かった。紙から取れて、糸がぐしゃぐしゃ。いつも準備万全のKIKUさんから、新しい糸をもらって、仕掛けを作り直しましたが、今日はどうもおかしいのでした。おかしいと言えば、今日のアユ。KIKUさんのオトリ缶に一緒に入れてもらっていたのですが、白岩ではちゃんと川の水につけていたし、移動中もブクブクで酸素補給をしていたのに、ほとんどのアユが腹を返しています。オトリのぶんはあったので良かったのですが、やっぱり、おかしい。
白岩よりは人が少ないと言っても、瀬はいっぱいです。仕方が無いので、右岸手前の分流のザラ瀬に入ることにしました。
オトリにハナカンを通して、ザラ瀬に入れる。
目の前の流れをざっと探ってみたが、ピリともしない。流れが弱いので、私自身、ピリッとしない。
向こう側の本流の瀬には、空きが無く、トロには余裕があるが、軟らかい那珂川竿で、立て竿の泳がせは難しい。
竿を担いで、右往左往して、やっと見つけたのが、トロとトロをつなぐ10mほどの短いザラ瀬。ザラ瀬の中には一人入っていたので、その上の瀬肩で竿を出すことにした。
じーっと我慢して、弱い流れを引いていたが、やっぱり気合が入らない。すぐに移動。後ろの支流（用水路？）の流れ込みの下が真っ黒になっている。アユもバチャバチャはねている。迷わずそこを狙いたい、ところだが、あいにく流れがほとんどない。仕方なく、その下のやや流れがあるところにオトリを入れるが、それでも流れが弱すぎて引けない。オトリが勝手に泳いでしまう。
それで掛かればいいのだが、結構な風が吹いている状況で、だいぶ弱ったオトリなので、底をきっているのか、追われている気配さえ感じない。う〜ん。困った。またまたキョロキョロして、入れる場所を探す。
と、さっきまでKIKUさんが狙っていた場所。ザラ瀬の下のトロの壁際に、流れがある場所。KIKUさんが移動したため、空いたのである。やっと、竹竿ポイントに入れる。
すかさず移動して、オトリを送り込む。僅かな、緩やかな曲がりを保ったまま、引き上げること、数回。どうもオトリの調子が悪い。イヤイヤをして、なかなか穂先に付いて来ない。もう限界かな？と竿を上げてみると、妙に引く。尾びれまで水面上に出ているはずなのに。よーく見てみると、あ、掛かってた。
なんと、オトリがイヤイヤしていると思っていたのは、掛かっていたのだ。強風下とはいえ、それに気づかず、1分近く竿を寝かせていたのだ。よく外れなかった。
まあ、とにかく、天然オトリを手中に収めた。これで後が続くだろう。ところが、そうはイカの・・・。それっきり、追われる感覚も感じられず。最後になって、やっと空いた瀬に入っても、状況は変わらず。
3時半に、手入れが終わったもう一本の竹竿の引き取りがあるので、煮え切らないままの納竿となった。
今日は忙しい釣りでした。実際に釣っていたのは、3時間もないでしょう。
炎天下での釣り。大移動。スタック。オトリダウン。仕掛けグチャグチャ。変な意味で、印象深い一日となりました。
良かったことは、仲間との再会と、いきなりの発泡酒の歓迎でしょうか。nanjarokaさんとKIKUさんは、釣り場から直接帰りましたが、私は一旦、実家に帰って、ゆっくりしてから、夜の9時に神奈川に出発。
この時間なら道路がすいているので、3時間あまりで帰れる計算です。
ところがどっこい。首都高環状線が、夜間工事！ノロノロダラダラ運転で、帰宅したのが、深夜の1時。また明日から、会社だと思うと・・・
釣れていたなら、もっと違った気分になれたのでしょうけれど。このコーナーのトップへ このページのトップへ ホームへ戻る