河川：相模川 場所：高田橋上（神奈川県相模原市・愛川町） 時間：14:30〜17:00
天気：くもり 水量：やや増水 水温：19℃ 水質：平常通り
人出：少なめ 釣果：1尾（15cm）PCの電源がどうもいけないので、とうとう修理に出すことにしました。パソコンショップへ持っていったところ、アップルの場合、2〜3週間掛かる、ということです。買う前から予想していた不具合だったので、まあ、いいか、という感じ。
そんなわけで、川に出たのが、午後2時を回っていました。解禁2週目の川としては、ずいぶん人が少ない気がします。
解禁前の予想に反して、釣れないという情報が流れているためでしょうか。天然遡上モノの、追い出すのが遅いという特徴が出ているのでしょう。
私も期待はしていませんが、手入れが終わって、穂先も新しくなった竹竿を使ってみたくて、相模川へ来てしまいました。オトリ屋さんも、全体的に悪い、ということでしたが、今日は右岸で二十数尾釣った人がいるそうです。アユがかたまっていたのか、名人の釣果なのか。
水辺近くに車を入れたかったのですが、高田橋名物、多数のバーベキューグループが、車の通り道までふさいで、わいわいやってます。仕方が無いので、川から30m離れた、上の段に車を止めました。
時間が遅いので、急いで支度をして、空いている瀬肩へ一直線。
瀬肩、といっても、年々流れが弱くなるこのポイントでは、どこまでがトロで、どこからが瀬なのか、はっきり区別がつかない。オトリの頭を出しながら送り込むときに、流れに乗って下っていくのが瀬、と判断する。ちょうどその境目から15mくらい下に、オトリを入れ込む。
掛からない、といううわさがウソのように、すぐにガリガリっと来た。石を掻いたかな？という程度のアタリだ。引きも弱い。抜いて、手元に寄ってきたアユは、真っ白け。たまたまそこにいたから掛かっちゃった、という感じかな。なんとも運の無いヤツだ。
これで入れ掛かり、にならないのが、今年の特徴。ウンともスンとも。ちょっと上に移動して、岩盤の前のトロ瀬に来た。こっち側（左岸）のヘチを見ると、真っ黒！本当は、川から離れて釣るところだが、下にもう一人釣り人がいるので、タモで受ける抜きができない竹竿では、掛かっても取り込みがしにくい。
川の中に立ちこんで、ヘチを狙う、という変則スタイルになってしまった。
これが、大失敗。くもり空で、しかも立ちこみを予想して、ウエットタイツ。水温19℃。腹まで水に浸かっていれば、震えが来るのは当然なのだ。小水が出なかったのは、奇跡的といえよう。ヘチでも出なかったので、下の瀬に戻る。が、集中力が、切れかかっている。釣れない。
対岸を見ると、下の方で釣っていた人が、帰り支度。そこで、川を渡って、右岸から竿を出す。
瀬の中を根気良く探っていると、ようやく、ガリガリ！大岩の前から左横付近で来た。引きはそれほどでもない。
足場を固めて、後ろの安全を確認して、返し抜き。手尻が一ヒロ以上あったので勢いをつけて上へ飛ばす。体の2mくらい横を通過して、二尾のアユが跳ね上がる。そして、ポチャン！予想していた反動がなかったため、体が一瞬よろける。
！？なんと、0.6号のナイロン糸が、プッツリと切れてしまった。小さくて、あんまり元気もないアユだったのに・・・。幸い、オトリをローテーションして、養殖ちゃんのときだったので、天然オトリは、無事であった。バレると、後が来なくなるのが常。しばらく引いても、アタリがないので、ずるずると瀬尻のほうへ移動。
大岩の裏のたるみに腹まで入って、ブルブル震える。我ながら、よくやるもんである。
ここで、ようやくアタリ。今度はやさしく抜いて、タモにつるしこむ。白いアユ。型も小さい。こりゃ、ダメだ。なんとなく、頭が痛い。体が冷えすぎ。空を見ると、北西がどんより。ポツポツ顔に水滴が当たるのは、波しぶきか、はたまた気のせいか。
増水してからでは遅いので、今のうちに終わりにして、左岸に戻る事にした。
今年も、昨年同様に、解禁当初は苦労するのかもしれません。釣れるのが白いアユばかり、というのが、釣欲をそぎます。
竹竿を出せたのはよかったけれど、引きを堪能することはできず。新しい穂先の真価は、次回以降のお楽しみとなってしまいました。