河川：中津川 場所：角田大橋下（神奈川県愛川町） 時間：12:30〜18:00
天気：くもり時々晴れ 水量：平水 水温：17℃ 水質：澄み
人出：少ない 釣果：0尾（-）雨の日が続いています。相模川の寒川堰堤では、毎日大量の水があふれています。
こんなときは、水量調整のある中津川なのです。ところが、水は平水。澄んでもいるのに、田代も、馬渡橋も、全然人がいません。
とりあえず、おとり屋さんに行ってみます。「全然人がいませんね」「昨日の夜まで80トン放水していて、今の16倍も水があったんだよ。それ見て、みんな敬遠したんじゃないかな」
ひぇー！なんと、この中津川に、毎秒80トンの水を流していたんだと。近くに住んでいながら、全然気づかなかった。
オトリ屋のおじさんも、どこがポイントになるか分からない、と言う。「水温が低いから、深いところがいいんじゃないかな」とりあえず、最上流の愛川大橋まで見てまわりましたが、人はまばら。しかも、ここの青ノロは、頑固親父でした。ビクともしてません。橋の上流で釣っていた方に話を聞くと、「全然だね」という答え。
愛川橋から下をのぞくと、魚がかたまっているのが見えますが、泳ぎ方からすると、ハヤが砂利に群れているようです。川岸まで下りて、ヘチの石を見ると、アカグサレ。流心は白川。どこを狙ったらいいの？という感じです。
馬渡橋は期待できそうでしたが、いつのまにか、釣り人が増えて、いいポイントには入れそうもありません。さらに下流に移動します。
田代運動公園の前も、あまりパッとしません。
ということで、先日まで、アユが見えていた角田大橋に決定しました。
ここは、まあまあの人出ですが、どこでも自由に入れそうです。
橋の上から、左岸側に車を入れて、橋の下まで歩く。
ところどころ、石が茶色っぽくなっている。多分、アカグサレなのだろうが、その付近のアカは、丁度よく残っているかもしれない。茶色の石を目印にして、オトリを泳がせてみる。
瀬肩の流れの始まり。黒い石の下のたるみに入れると、グルルン！開始5分。いた！竿を立てて、オトリを浮かし、さらに竿を突き上げる。掛かりアユも、水を切る！そして、再び入水。ああ、空中分解。
「バレた後は釣れないの法則」があるので、すかさず場所移動。橋のすぐ下のトロ。手前にクサレアカが残っていたので、そこから攻める。が、ここはハズレ。
今度は、沖の深いところを狙う。結構底流れは強そうなのだが、オトリは元気よく、上流に泳ぐ。なんとなく掛かりそうな雰囲気なので、じっと、粘る。
調子が悪いからもう上がる、というおじさんが、声をかけてきた。「泳がせても釣れない？」「ダメですねー」
しばらく釣り話をしていると、竿に違和感が。目印は、震えながら下流へ向かっている。よそ見をしているうちに掛かった。ちょっと重いが、引きは弱いので、ボサが正面にあったのだが、そのまま抜く。17cmくらい。手ごろ。
まだ来そうな感じがしたが、打ち止め。ポイントを探して、下の瀬に移動。瀬の中にも、茶色の石がある。後で根掛かり回収のときに見たが、これもやはりアカグサレ。大増水の後なのに、不思議だ。それでも、瀬頭付近は、新アカが付きはじめている。残りアカかも。
瀬の石裏のたるみで待っても、なかなかアタリがない。勝負！で、流れのキツイところにオトリを持っていく。ガツン！ではなく、ググーッと重くなるだけのアタリ。強い流れにも関わらず、簡単に抜ける。増水の影響で、体力が落ちているのかも。
オトリを換えて、再び流れのスジへ。ややあって、目印を上流に引っ張るアタリ！おうっ、やっとアユらしいアタリだ！と思ったのもつかの間。タメて、抜き上げる瞬間に、高切れ。そういえば、さっきから、ガリガリと石を掻く感触が伝わってきていた。糸を張り換えるタイミングだったのか。対岸に渡って、ヘチを泳がせるが、惨敗。そのまま瀬の下の淵に移動。
ここにも、黒い石発見。木が覆い被さっていて、釣りづらいが、泳がせて、近づける。・・・つもりが、なかなか思うように石に近づいてくれない。一旦、石の下流に流し込んで、引っ張り上げる。ガリガリと糸が石を掻くが、0.07号にしたので、へっちゃら。
と思った。ガリガリ、グリグリ。掛かったのか？エビか？どっちにしても、オトリを浮かさないと。ぐーっと引っ張ると、曲がっていた竿がまっすぐに。切れた・・・
仕掛けは、テスト用に作っておいた、ナイロン0.07だけになってしまった。
まだ魚が小さいから、慎重にやれば大丈夫だろう、と最細糸に張り替える。これで淵をしばらく探ったが、アタリはなかった。再び、最初のトロに戻って、対岸の深いところを攻めてみる。
糸を張りすぎると、アタリの瞬間に切れそうで、恐い。オバセを出しながら、ゆっくり泳がせる。
と、4つの目印が、瞬間的に水中に没した！掛かった！竿を立てて、取り込みの体勢。
しかし、竿が軽い。一瞬、やっぱり切られたか！と思った。でも、よーく確かめてみると、オトリが付いているではないか。底バレというやつだ。バレたのに、ちょっぴりホッとした。
いいアタリだったのに、切れなかった。0.07ナイロンは思ったよりも強そうだ。でも、これから、使う機会はほとんどないだろうけど。
ホッとしたところで、終わりにすることにした。
大量のダム放水があったと聞いて、アユは残っているんだろうか？と不安になりましたが、私の予想以上に、人工アユは強かったようです。
少しは、川床も洗われたようです。植物プランクトンのせいか、やや緑がかった色ではありますが、水も澄んできました。
梅雨が明けて、水量が安定してくれれば、気持ちいい釣り（釣れるとは言わない）ができるでしょう。