河川：奥道志川 場所：月夜野キャンプ場（山梨県道志村） 時間：11:30〜17:00
天気：くもり時々雨 水量：減水 水温：19℃ 水質：澄み
人出：少ない 釣果：2尾（17cm）久々の地元付近の釣行は、山梨県の奥道志川です。
今回は、道楽亭鮎狂さんとご一緒です。ほんとは、小平の太ハリスの新ちゃんも来るはずだったのですが、予定ができてしまったそうで、残念ながら来られないということでした。
昼に月夜のキャンプ場の売店に集合にして、その前は別行動という計画。
何日か前から雨続き。当日も、朝起きたら曇天で、あららら、と気分が乗りません。新聞をペラペラめくりながら、朝食をダラダラと食べ、釣りの準備もチンタラとやってたら、いつの間にか、10時過ぎです。慌てて車に乗って、道志川へ向かいます。
途中で、秋田のなるせさんから電話が入ります。千葉のオサムさんが、ちょうど成瀬川に行っていて、「今日も朝からビールのツ抜けやってるよ」というような話だったかな。
（この前一週間ほど、オサムさんは成瀬川に入り浸り。酒と料理と釣りを満喫していたようです。毎晩電話が来て、「鴨うまいぞ〜」とか「今雪月花（秋田の銘酒）飲んどるよ」とか「初物の生サンマだよー」とか。一人寂しく食事をしていた私は、すんごく悔しい思いをしてたのです）やがて、道志村に到着。月夜のキャンプ場に車を停め、支度をしてからオトリを購入。川に下りてみると、キャンプ場の前の瀬に鮎狂さんを発見。釣況を聞いてみると、「すぐに1匹目が来ただけだよ。水が冷たくて、追いが悪いよ」といい返事ではありません。
厳しそうですが、私は、その上の瀬の瀬尻付近を釣ってみることにします。
水温が低いので、動きが鈍いと読んで、大石のたるみに狙いを定める。オトリは元気。自ら泳いでポイントへ入る。
さてと、お昼にしよう。（え？釣りの続き？最近物忘れがひどくって・・・）
ここの釣りの常連さんたちと一緒に昼食。渇水の上に低水温。やはり、全体的に調子が悪いようで、午後からは渓流釣りに切り替える方も。
それでも、キャンプ場の下流の方に歩けば、なんとか釣りができているそう。どうしようかと迷っていると、上の大渡キャンプ場もいい場所だ、という話になった。ここから歩いて行けるらしい。
ということで、どうせダメなら、新しい場所を開拓してみよう、と上流へ向かうことにした。1時半。鮎狂さんは、車で高校野球でも聞いてから釣りをするとのこと。私だけ先に出発。
道々、竿を出しながらの移動。6.3mのアユ竿なので、ある程度のボサならば気にならない。渓流釣りのように、落ち込みや流れ出しのピンポイントで探っていくが、出ない。
淵の頭、その上の瀬、その上の淵、その上のチャラ、と釣るが、釣果が上がらない。上がってくるのは、時間が経つごとに弱ってくるオトリだけだ。オモリを付けなくては。ずんずん歩いて、とまでは行かなかったが、少し歩くと、上流にキャンプ場が見えてきた。これが大渡キャンプ場か。
大渡キャンプ場の下には、大きい淵が続いているので、竿をたたんで、岸を歩いて移動。
月夜野キャンプ場より一回りほど大きい、どちらかといえば、川よりもキャンプの方に重点が置かれたようなところだ。テントサイトから川までは、若干の高低差があり、岩の段を下りて川に入る。
キャンプ場内の一番下の橋の上の瀬。流れが強いので、弱ったオトリに2つオモリを付け、流れにいれる。
流心。オモリのおかげで、オトリは沈む。芯に着いたアユがいれば、追ってくれるだろう。
この勘が的中！竿が重くなり、しなる。アタリはほとんどないので、はじめはエビかな？とも思った。しかし、竿を立ててみると、しっかりと2尾付いている。17cmのオトリサイズである。
これからかな、と思ったら、上から家族連れが下りてきて、お父さんがすぐ上で雑魚釣りの仕掛けを振り回す。竿を上竿にしたら、ぶつかってしまいそうだ。こりゃダメだ、と移動。ところが、この上は、釣る場所が少ない。キャンパーの間を縫ってようやく、大岩の大ヤマメが出そうな場所を発見。今釣ったアユをオトリにして泳がせてみる。
石の裏、頭、としつこく泳がせるが、反応ナシ。それどころか、岩の横に根掛かりしてしまった。
大岩の瀬なので、流れは強そうでも、入れないことはない。水は冷たいが、意を決して、入ってゆく。ひやっ！思った通り、胸までたっぷり水がある。足で外すと、糸が切れることがあるので、手を突っ込んで、アゴまで浸かる。さすがに、岩の脇の流れは強く、必死に踏ん張って、やっと外れた。でも、びちょびちょだ。ふぅ。
これで満足？してしまい、再び月夜野キャンプ場に戻ることにした。えっちらおっちら歩いて、キャンプ場の上の瀬に到着。
ここで、雨がぱらついてきた。しかし、雨が振られる前に、すでにびちょ濡れなのである。かまわずに竿を出す。
オトリは、幸い、さっきの根掛かりのダメージは少ないらしくて、瀬の中をちゃんと泳いでくれているようだ。石の裏で適当に休ませながら、石の頭を狙ってゆく。ときどき、自分ですいっ、すいっ、と上流へ上るようなしぐさ。それでも、活性が低いのか、石の脇を上るまでは行かず、また元の石裏に戻ってしまう。頑張れ！
そろそろ、ハリチェックの時間かな？と竿を上げてみる。17cmにしては、ちょっと重いか。
えええっ！掛かってるの！？オトリの下にもう1尾、同じサイズ。そのまま抜けてくる。
さっきの、すいっ、すいっは、実は、掛かりアユがハリから逃れようとしていた反応なのだった。私の鈍感さも、まさに「ヘボ」だが、掛かりアユも掛かりアユである。もっと元気よく引っ張ってくれ、と言いたくなる。実際、言ったけど。それから、やや下に移動して釣ったが、反応ナシ。寒くなってきたので、終了。
体も寒い、釣果も寒い、の一日でした。来なかった新ちゃんは、大正解かな。
数日間雨が降ったというのに、まだまだ減水している状態でした。水量がない上に、水温も低い、とても釣りにくかったのです。鮎狂さんも、数尾に終わっています。
もっと雨が降って、もっと日が照れば（相反するけど）、もっと良くなるはずですが。