河川：那珂川 場所：鮎ヶ瀬荘前（栃木県黒磯市、那須町） 時間：10:00〜12:00
天気：晴れ 水量：やや減水 水温：22℃ 水質：やや濁り
人出：多め 釣果：0尾（-）久々に、お盆に弟が帰ってきたので、父と三人でアユ釣りに出掛けました。
弟は、以前酒匂川で一度だけアユ釣りをしたことがあります。そのときは、良型を1尾釣り上げています。今回は、どうでしょうか。
場所は、解禁のときに釣って、いい雰囲気だった、鮎ヶ瀬荘前です。数年前、大型が連発していたころの晩翠橋下のポイントに似ていて、大物を期待してやって来ました。ところが、釣り場に着いてビックリ。二日前の黒羽は、あんなに水量があったのに、今日はすでに減水なのです。
釣り人も多く、初心者には釣りにくい状況となっております。まず、釣りの支度をして。弟は、もちろんウエーダーもタイツも持っていないので、父の渓流用のナイロンウエーダーを貸すことになりました。ところが、箱を開けてみてビックリ。腹まであるタイプかと思ったら、モモまでしかないタイプ。これではほとんど川の中に入れません。仕方ありません、これで我慢してもらうしかないのです。
ちょっと大変そうですが、友釣り二回目の弟の指導からはじまりました。
大変なのは、ウエーダーだけではなかった。釣り人が多くて、いいポイントは全て埋まっている。なんとかできそうなのは、川に下りて目の前の、小石底のザラ瀬だけだ。対岸のヘチ際に、頭大の石が何個かあるので、そこを目標に釣ってみることにした。
一度経験済みの弟だが、数年前に一度しかやったことがないので、すっかり忘れている様子。
まずは、ハナカン通しから。竿とタモを持ってやって、「やってみな」とハナカンを渡す。以前は一発で通ったのだが、今回のオトリがやや大きかったのと、モモまでのウエーダーだからしゃがんで作業ができなかったことで、なかなか通らない。やりずらそうなので、私が一度通してから、やってもらうと、なんとか通すことができた。
オトリは元気だったので、そのまま釣りのアドバイスをする。竿は、父の予備竿。昔の竿なので、ちょっと重い。前回は、泳がせはちゃんとできていたので、勘さえ戻れば、なんとかなると思うのだが。
竿の重みで、自然に糸が緩んできてしまい、根掛かり。「もうちょっと竿を立てて糸を張って」「ああ、それじゃ張りすぎ」ちょっとうるさかったかもしれないが、30分もすると、様になってきた。本当は、もう少し下の、瀬頭でやらせてやりたかったのだが、おじさん三人組が頑張っていて、微動だにしない。初心者にとって、釣れない釣りほどヒマなものはないというのに。
なんて思っていると、上で、「ああれっ！」という声。父である。「今掛かったのに、バレっちった」せっかく掛かったところを見せられるところだったのに、残念。（周りも全然釣れてなかったので、その場面はまだ見てないのだ）そろそろ、弟も一人で大丈夫になってきたので、私も竿を出してきて、自分の釣りをすることにした。
父と弟の間の狭いところに入って、対岸のヘチ際を狙って泳がせる。
しかし、釣れそうな雰囲気じゃないので、どうも身が入らない。しばらくして、我慢の限界となったので、「下に行こう」と二人を促して、瀬の中段の、棚になったところに移動。移動中に、またもトラブル。弟のウエーダーのフェルトがはがれてしまった。これでは、本当にちょっとしか川に入れない。
釣り場は、川幅25mくらい。流心まで15m。その手前には、段々の落ち込みのポイントがある。そこを泳がせて、何匹か取ってから、流心を狙いたいところだ。
しかし、手前の段々では、ピリともしない。石の裏のヨレも、石の脇も、頭でも、追われている感じがないのである。こうなったら、流心に付いている一番アユを狙うしかない。と立ち込んでオトリを持っていくが、うまくない。そのうち弱ってきて、瀬に入れられなくなった。石がゴロゴロなので、背バリでもあれば、と思うのだが、最近はワンタッチの背バリを持っていない。オモリでは、根掛かりとエビが恐いので、またヘチまで下がって、段々を釣る。
下には弟が、立ち込めずに、手前を泳がせている。石の裏で根掛かりをしたりして、悪戦苦闘である。
さらに下にいる父も、タバコをプカプカである。
いい時間になったので、昼食にする。
我々が入った下の瀬の流心に入れている人は、ポツリポツリですが、掛かっていました。その他は、ほとんど掛からない状態です。ここにいても、釣れそうにない、と判断して、次のポイントに大移動することにしました。
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河川：那珂川 場所：晩翠橋（栃木県黒磯市、那須町） 時間：13:00〜16:00
天気：晴れ 水量：やや減水 水温：22℃ 水質：やや濁り
人出：少ない 釣果：4尾（18〜20cm）お次は、晩翠橋の下の平瀬です。最近は、いつも釣り人でいっぱいの場所なのですが、今日に限って、あまり人がいません。
不吉な予感がしながらも、弟は今日東京に帰るので、電車の時間があり、場所探しをしている余裕はありません。釣り場が広く取れる分いいか、とプラスに考えて、川に下りた目の前の平瀬に入ってみます。
さっきの場所と比べると、少しはアユが多い気がする。ギラ、ギラ、と石をなめる姿が見られるのだ。ここなら、なんとかなるかな？
ところが、アユ釣りはそう簡単なものではない。ギラ、ギラにオトリを近づけても、無反応なのである。ギラギラがなくなるので、オトリを完全に無視しているわけではないと思うのだが、追い行動まで行かないのである。
しばらく静かに泳がせていたが、ついに我慢できなくなって、下のザラ瀬に移動。ここは、傾斜が急である。本来、ザラ瀬ではなくて、瀬なのだが、水が少ないので、頭大の石が水の上に出ている。
ザラ瀬の瀬尻で、まず1尾、の算段。しかし・・・ビタンビタン。朝からこき使われっぱなしで、オトリも相当へたってきているのだ。水面に出てきて、「こんだけへばってたら、流れに入ってけるわけなかんべや〜！」と駄々をこねるのである。
慌てて、瀬肩の方の石裏のヨレに持っていってやる。「ここで体力回復しとこれ」といったところ。このオトリとの会話？が運を呼んだのか、しばらくすると、ギューン、と目印が石を越えて勢いよく上流へ飛ぶ！よっしゃよっしゃ。ようやく1尾である。
オトリが変わると、今まで追わなかったのは、何だったの？というように、バタバタと掛かってくる。
入れ掛かりで、3尾。上では、弟がまだ釣れていない様子。「オトリ貸そうか？」と言うと、「うーん」と言いながら、竿をたたんでしまった。相当ヒマだったのだろう。
下からは、父も上がってきた。こちらもダメだったようだ。
私もやめようかと思ったところ、「そのオトリでやってみな」という父の声。では、もう少し、とそろそろ弟が帰らなければならない時間なのにもかかわらず、継続。
すると、早く帰れ！という神様のお告げか、すぐに掛かる！もうちょっと早くこうなってくれよ、と言いたくなるほどである。気分が良くなったところで、終了。
オトリが変わった途端に、一気に掛かりだしました。こんなに一変するなんてこと、初めてです。
オトリが変わらなかった、父と弟は、ボウズのままでした。一尾目のアユを掛けるっていうのは、本当に重要なんですね。弟は、二回目にして、ボウズを経験してしまいました。もっと川の状態が良ければ、アユの引きを堪能できたのに。
那珂川も、まだ水が足りません。大雨の後、中一日だというのに、もう減水に転じてるとは。山も、今までカラカラで、大分喉が渇いていたんでしょう。水を一杯飲んでも、お○っこがほとんどでないんですから。