河川：那珂川 場所：町裏（栃木県黒羽町） 時間：11:00〜15:00
天気：雨のちくもり 水量：増水 水温：17℃ 水質：濁り
人出：普通 釣果：3尾（11〜15cm）待ちに待った解禁！
楽しみに全日夜から栃木入り。移動中、解禁を那珂川で迎えるという大芦改め那珂川の仙人さんに電話。那珂川に向かっている最中とのこと。「来て一緒に飲み明かすべー！」とお誘いいただきましたが、31日夜は予定があったので、朝合流するということで電話を切りました。
それから数時間後、今度は仙人さんから電話が。
「増水してゴミがどんどん流れてきてるようだから、どうなるか分かんね〜な〜。明日の朝は寝てろ〜！」
うぇっ！31日午後から雨が降るとは聞いていましたが、そんなに増水するほど降っていたとは。どうなることやら・・・解禁当日、朝。「寝てろ」の指示どおり、7時半まで布団の中。起き出してカーテンを開けると、やはり雨。燃えかけた解禁の炎が消されてゆく感じ。
同じく昨日、はるばる宮城から入那珂したはずの宮城のKIKUさんに電話してみます。1コールで「おはようございます」これは、釣りせず河原におるな！鮎中の面々もいるはず。河原でアンテナを立ててるようです。「ぼちぼち釣り始めますけど〜」いつもと違い、歯切れの悪いKIKUさん。これだけで状況の悪さが分かるってもんです。
9時に朝食。雨も治まったようなので、私もぼちぼち出かけることにします。こんな天気では河原で着替えるのが面倒なので、家で着替えて出発。今日は、年に何度も履かないドライタイツです。寒いんです。仙人さんは町裏の歩道橋下にいると昨日聞いていたので、とりあえず行ってみます。
これが解禁？って思うほど、川に活気がありません。釣っている人と見ている人が半々。近くにいたおじいさん達に話を聞いてみましたが、全体的に釣れてないみたい。手前の緩めの瀬肩にいる人がポツポツ掛けてるだけだそうです。しかも、型が小さい。
釣りが出来ないほどではないけれど、水は茶色く濁って、だいぶ増水しています。どうしようかと迷ってしまうような感じ。
ひとまず仙人さんに電話。左岸側にいるから来いとのこと。車を右岸から左岸に移し、仙人さんの元へ。ちょうど電話中で、「寒井で△尾、町裏に来てから□尾掛けたけどバレてばっか」仙人さんでも厳しい状況のようです。
「釣りの準備してるんなら、早くやれ〜！」ということで、仙人さんのオトリを借りて、今シーズン初の竿出しです。
仙人さんがちょっと上に移動してくれて、私はその下に入る。
浅いトロ瀬が瀬になる変わり目のザラ瀬。今年中硬の竿を買ったのだが、この増水の状況では今までのライトバージョンの方がいいだろうと思い、新竿はおあずけ。
ベストの中からメタル0.1号を取り出す。メタルを使うのは何年ぶりだろう。この糸ももらい物だ。
穂先に天井糸を繋いで、するすると伸ばしていく。9.5mの新竿にも対応できるように、天井糸は長めに作っている。今は9mの竿なので、余りの部分を長くして、全部伸ばす。が、短い。極端に短い。天井糸の余りを長くしすぎたかな、と思って修正してみるが、それでも短い。
実は、メタル仕掛けは、今朝天気を見て急遽作ったもの。慌てていて、メタル部分を2ヒロとるつもりが、1ヒロしかとっていなかったことが判明した。まいったまいった。9.5m用に天井糸を長くしていたので、目いっぱいそれを伸ばして、なんとか普通に釣りができるくらいの長さになった。仕掛け作りって微妙だ。毎年のことだが、解禁一発目は痺れる！大会でも何でもないのに、ドキドキである。竿を持つ手もかすかに震えるのだ。
その震えが誘いになったか、オトリを入れてすぐにカリカリ！弱いアタリだが、今年初鮎！上にいる仙人さんもにっこりとうなずいてくれた。
でも、小さくてオトリにならない・・・タモの中で外れたアユをそのまま引き舟へ。幸い、すぐに掛かってくれたので、オトリは元気だ。
しばらく、掛かる雰囲気がない。
そこへ、KIKUさんから電話。「そっちはどうですか？」1つと答えると、「えっ！私まだ“ボ”です」KIKUさんともあろうお方が、ボだなんて。相当景気の悪い解禁だ。「もう少ししたらそっちに行ってみます」ということ。
そのうち、再びKIKUさんから電話。「どこにいます？」手を振って場所を確認する。もちろん、ここまで追加の釣果はなし。
電話を切ってすぐに、ガリ。またもやチビちゃん。オトリにならず。
3尾目は、それから5分後くらいにやってきた。15cmはありそうだが、すっきりスリムだ。
ここでKIKUさん登場。私の上に入る。
しかし、困った。すでにはじめのオトリで3つも掛けている。3つ目はなんとかオトリになりそうなのだが、元気が今一。悪循環にはまりそう。
その状況を象徴するように、「うわー！」というKIKUさんの悲鳴。サエンボでも掛かったらしく、一発ブチ切れ。
私の方も、3つ目以降アタリはあるものの、ハリに乗りきらず、数が伸びない。
ちょっと休憩して、仙人さんと一緒に来た大芦川でいつもお世話になっているととじいちゃんにご挨拶。やっぱり不調の様子。う〜ん、どうした解禁日？
なんてやってるうちに、KIKUさんはぱぱっと釣り始めてすでに同数にまでなってしまった。さすがだ。
でも、私には掛からない。上に行ったり、中に入っていったり、いろいろやってみたけど、やっぱりだめ。ハリに掛かっても、水面でバレてしまうのだ。本日は、この後予定があるため、3時あがり。不完全燃焼の解禁でした。
解禁日だというのに、あまりぱっとしない一日でした。やっぱり、花火がドカンドカン上がらなきゃダメですね。遡上は悪くはないようなので、今後に期待です。