偏見グラス

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平成15年10月14日（火）　球磨の異変　その3

　五木村のゆくえ

　ただいま、五木村は建設ラッシュです。山深い里に、ピカピカの家がどしどし建っています。周りの自然と全くそぐわないその光景は、ちょっと笑えます。
　もちろん、ダムの補償金で建っているわけです。さらに、5年間は税金が免除だということで、デラックス家を競うように造ってます。
　さて、実際に住んでみましょう・・・
　1〜5年目：税金がなかけん、豪華なハウスでも悠々の生活。ダム建設関連の仕事もあるし、こりゃよかぞ！
　6年目：あれ！こぎゃん税金ば取らるっとか！？ダムん仕事ものうなってきて、金の入らんごつなったなあ。
　10年後：子供が人吉ば出ていって、年寄りばかりになってしもて、これからどぎゃんして生活して行けばよかと？こぎゃん広か家、宝の持ち腐れね。
　目立った産業のない五木村は、どのような運命をたどるのでしょうか？

はて、どこの“街”に迷い込んだの？ 風景とそぐわないと感じるのは、気のせい？ （写真：オサムさん提供）	ついでに、ダム建設予定地の写真です 青いのは、積まれた土砂のカバー ←の頭地代替地で使う土だそうです ここから流れ出した土も、川辺川の濁りの一因となるのでは？ そもそも、ほんとに使う土なの？

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