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平成10年9月27日（日）
今回の「若貴騒動」。何が楽しいのでしょうか？NHKまでこんなワイドショー的な話題に巻き込まれて、優勝インタビューでも、バカな質問をしていました。
力士の仕事は相撲を取って、その活躍で観衆を喜ばせることです。
今の世の中、「スーパースター」は誕生しないそうです。
昔の「スター」は、皆、私生活も波瀾に富んでいたそうですが、法律にふれるようなことをしない限り、マスコミも大々的に書き立てることをしなかったので、「スター」は常に憧れの対象になりえたのだそうです。今は、近隣の他人には干渉せず、また、干渉されるのを嫌う方が増えているというのが、マスコミの伝えるところですが、日常的にふれあう機会のない「スター予備軍」への感心はその分、大きくなってきているのでしょうか？
どんな兄弟でも、けんかぐらいはします。絶縁などという馬鹿げた考えを持つ時期もあるかも知れません。迷ったら、他の人に相談もするでしょう。相談を受けた側は、自分の考えでアドバイスをします。それを受けてどう考えるかは、本人次第。「洗脳」なんて、一介の整体師にできるはずがないのです。
先日の大雨報道にしても、近ごろのマスコミは、より衝撃的な事柄を伝えようとして、ものの真実を伝えきっていないような気がします。真実と事実は違います。伝える方も受け取る方も、何が真実で、何が事実なのか、認識しなければなりません。
今の「若貴騒動」に関しては、「事実」を「真実」として伝えてしまっているような気がします。
マスメディアは、「事実」を伝えなければなりません。「事実」を「真実」らしく見せて、皆の気を引くという今のマスコミに、実は、国民が「洗脳」されているのかも知れません。
二人の横綱も、話題の整体師も、本人の気持ちを無視した報道で、頭を悩ませているのではないでしょうか？若貴兄弟は理想の兄弟であると「洗脳」されている皆さん、彼等だって普通の兄弟です。けんかぐらいしたって良いじゃないですか。
逆に、それが正常な兄弟だとは思いませんか？
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