天気：晴れ 水量：大増水 水温：測定せず 水質：濁流
人出：なし 釣果：竿は出さず
今回の大雨で、関東地方の川は、10日〜2週間、ひどいところでは1ヶ月は、釣りにならないでしょう。
宮ヶ瀬ダムに「守られた」中津川も、例外ではなかったようです。
ダムの放流は続き、水深は、1〜1.5mほど上昇しています。普段の、なよなよした中津川と違って、きかん坊に変身しています。
宮ヶ瀬湖の水が泥濁りなので、水量が落ち着いても、数日は友釣りはできないと思います。湖上流の早戸川水系では、土砂崩れがあったらしく、林道が通行止めになっています。この土砂が湖に流れ込めば、回復はさらに遅れるかもしれません。
これしきの増水では、アユが流されることはないと思います（流されるとしたら、激流の川にはアユはいない、ということになってしまいますよね）。が、弱いアユに病気が出たり、呼吸困難になったりで、だいぶ淘汰されるでしょう。
こんな状態の中、丹沢の玄倉川の行方不明者の捜索も続いているというニュースを知ってか知らずか、平山橋真下の中洲でキャンプをしていたバカモノ三人組がレスキュー隊に救助されていました。全くあきれます。その他にも、増水中の川に入って遊ぶ子供と、それをからかって遊んでいる親、もう少し増水したら中洲になるような場所にテントを張っている家族連れなど、危険きわまりない行為をして平気な輩が「うようよ」いました。はぁ〜っ。
川の状況を写真に撮ってきたので、ご報告します。平水の時と比べてみてください。
川幅が普段の倍になっています。河原の駐車スペースは、高台になっているのですが、そこにまで水が迫る勢いです。 左岸（写真右側）が、かなり急な瀬になっています。 手前に草が2つの中洲をつくっていますが、どちらも普段は陸地です。 チャラは瀬となっています。流速は、ジョギング程度（10Km/h）で、普通の瀬の倍はあります。 この写真で、ちょうど真中あたりまでが、普段の川幅です。 チャラ瀬が一本瀬になっています。流心は右岸寄り（写真では左）です。 こちら側は、普段はほとんど水が流れていませんが、ごらんの通りの立派な流れになっています。 いつもは、画面のちょうど真中あたりから伏流水が湧き出しています。澄んだ水で、水温も低いのか、他の場所でドロドロのアカグサレになっていても、ここはうっすらとアカがつく程度でした。それが、こんなになって。
普段は、上の瀬が落ち込んで淵になるのですが、一本の瀬のようになっています。
この下には、大岩を配置したトロがありますが、現在は大岩の激流と化しています。
写真左下に頭を出しているのは、テトラです。いつもは、水に潜っているのは、足の部分だけですが、全部浸かりそうになっています。
左岸は草が茂っていて、流れもやや緩くなっているので、アユは持ちこたえられそうです。
今後、変化があり次第、ご報告します。